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ユニバーサル・ランゲージ

原題:UNIVERSAL LANGUAGE

2024年製作 カナダ
上映時間:
89分
音声:
5.1ch
アスペクト比:
ヨーロピアンビスタ

8月29日(金)シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか公開

人は、関わりあうことをやめられない

本作で描かれているのは、ペルシャ語とフランス語が公用語となり、イラン文化が強く反映された架空のカナダ・ウィニペグを舞台に、ちょっとズレた人々が織りなす、すれ違いのファンタジー。監督が「この映画の主要なテーマの一つは“人に優しくすること” 」と語る通り、言語や文化、さらには自分と他人との境界も曖昧になって混沌とするウィニペグで、それでも相手と関わりあおうとする登場人物たちの姿勢は観る者の胸を打つことだろう。

監督は、カナダ首相の座を巡る権力争いを皮肉と遊び心たっぷりに描いたブラック・コメディ「The 20th Century」がベルリン、トロントなど主要な国際映画祭を始め、全世界で絶賛された実験映画監督のマシュー・ランキン。本作は切れ味のあるユーモアセンスと、アッバス・キアロスタミやジャック・タチなどの巨匠たちに強く影響を受けたキュートで詩的な映像が第77回カンヌ国際映画祭で評価され、監督週間部門としては史上初の観客賞を受賞。さらには、オスカー国際長編映画賞のカナダ代表にも選出される快挙を達成した。

Story

ストーリー

舞台はペルシャ語とフランス語が公用語になった、“もしも”のカナダ・ウィニペグ。
暴れまわる七面鳥にメガネを奪われたオミッドは、学校の先生に黒板の字を読めるようになるまで授業を受けさせないと理不尽に怒られてしまう。それに同情したネギンとナズゴルは凍った湖の中に大金を見つけ、そのお金で新しいメガネを買ってあげようと思いつくのだった。
2人はお金を取り出すために大人たちにアドバイスを求めるが、街に住んでいるのはみんなちょっとヘンテコな人たちでなかなか思うようにいかない。そこに、廃墟を観光スポットとして紹介する奇妙なツアーガイドのマスードや、仕事に嫌気が差して自暴自棄になったマシューまで絡んできたからさあ大変!
はたしてネギンとナズゴルは無事にオミッドにメガネを買ってあげられるのだろうか?

Video

紹介動画

  • 特報

Data

作品情報

  • Cast

    ロジーナ・エスマエイリ
    サバ・ヴェヘディウセフィ
    ピローズ・ネマティ
    マシュー・ランキン

  • Staff

    監督・脚本:マシュー・ランキン
    脚本:ピローズ・ネマティ、イラ・フィルザバディ
    撮影:イザベル・スタチチェンコ
    音楽:パブロ・ビジェガス、アーミン・フィルザバディ